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青春群像劇。それでいて音楽映画でもある。
そんな二面性をもった映画ですね~
それでもって、映像全体が凄く澄んでる感じです。
赤西くんの言うところのドロドロシーンも確かに展開はそうだけど、そんなに映像的にドロドロには感じなくって・・・
青い世界にただ2人が存在してるんです。
「映画っぽくない映画」とか、「独特の世界観」ってこういうことかなぁ~なんて思いました。
いたるところに音楽がちりばめられてて、またそれがどれもガシッとしてて。
さすが小林監督!といったところ。
楽曲自体が、このストーリーを際立たせてる部分が大きい気がします。
展開も、音楽業界を知ってる人が作ってるだけあって、とってもリアル!
だからかも知れないけど、ことさらにドキドキとかハラハラさせるような演出で魅せてる訳ではなくって。
リアリティ溢れるシチュエーション。
そしてそこに生まれる登場人物の心境なんかが、じわじわと胸に来る感じです。
これがこうなったからこうなってて・・・なんていうわかりやすい説明はあまりないかな?!
見る側にゆだねられている部分が大きい気がします。
だから、見る側としては、いろんな想像をして見ることができるというか・・・
だからでしょうか、なんだか何度も見たくなる!まるでスルメのようです(笑)
うちの父親連れてったら、「ここはなんでこうなったんかい?!」って何回も聞いてきそうだな(あはは;)
主人公のナツさん。もうそこにいるんじゃないかって感じです(笑)
赤西くんの演じるナツの存在感そのものが物語の大部分を支配してるというか・・・
何かの雑誌で岩井さんが言ってたけど、赤西くんじゃなかったらどうだったんだろうって思うのわかるな~と。
なんか、ほんとにいそうなんですよ、ナツが、そこに。
素の赤西くんがいるって訳ではなくって、LANDSのボーカルのナツがいる。
チャラチャラしてて、でも音楽を心から好きで、なのに自信がなくって、なんだかはっきりしないオトコ。
アサコにも好きなわりにすごい中途半端な押し加減で(笑)気弱な部分がちらほら。
いろんな顔を持つ役柄を凄くうまく表現してるなぁ~って。違和感感じなかったです!
ストーリーは、もう途中から胸が痛くって痛くって(はは;)
若い頃、自分がなんにでもなれる気がしてて、でもなんにでもはなれないんだな・・・って現実を突きつけられた・・・そんな時代を思い出しました。
だから、ラストは光が差しててよかったな~って。
夢と挫折と新たな旅立ちの物語。
このシーンのここがよかった!とかいろいろあるんだけど、うーん・・・うまくまとまらない!!(苦笑)
まとまったら、またボソッとつぶやきたいと思います。
とりあえず・・・また見に行きます!!